氷菓 第１７話 ８／１３ あらすじと感想 #hyouka #氷菓

完売。「お祭りです。最後は派手に行きましょう」。その裏で流れる二つの思い。 　冒頭は、放送室で必死に訴えかけるえるちゃんの姿。この訴えで、古典部が十文字の標的になっていることが全校に認知され、古典部には、ヤジ馬が詰め掛けることになるw。 　このパフォーマンスのおかげか、「氷菓」は飛ぶように売れていった。ある程度、時間が経過し、やじ馬たちが疑い始めた頃、里志くんの携帯電話のベルが鳴った。室内の皆の視線が携帯電話に集まった後、事件は発生した。 　軽い爆発音の後、校了原稿が燃え上がったのだ。里志くんが急いで原稿を確認したが、薬品で焼かれてしまったようだ。十文字は犯行を完遂したのだった。 　この後、摩耶花ちゃんの前で、里志くんは、自分の立ち位置を再確認することになる。彼は、最後の犯行の全てを知っていたのだ。 　最後の犯行の前に、奉太郎くんは、こっそりと、田名辺先輩を学校の裏手に呼び出している。奉太郎くんは、今回の事件に関連する同人誌「夕べには骸に」の作者の一人である田名辺先輩が十文字であると指摘している。これには、同人誌「夕べには骸に」の作者名に秘められたアナグラムも絡んでおり、また、動機としても、申し分ないものだった。 　田名辺先輩は、奉太郎くんの指摘に驚嘆していた。奉太郎くんの指摘通り、今回の犯行は、特定の人物、つまり、陸山生徒会長に宛てた田名辺先輩と安城さんのメッセージだったのだ。この二人は、陸山生徒会長の作画の才能を認めていたのだが、陸山生徒会長としては、ちょっとしたお遊びだったという、意識のズレであった。 　ここで、奉太郎くんは田名辺先輩に商談を持ち込むw。古典部も協力して、十文字の犯行を完遂させようというのだ。しかも、口止めとして、通販分の文集買い上げという条件付きw。田名辺先輩は、この話に乗った。 　この様子は、里志くんも影から見ていたのだが、後で、奉太郎くんに協力を依頼されることになるw。そして、事件は終わった。		氷菓 限定版 第1巻 [Blu-ray]
事件後、摩耶花ちゃんは、河内先輩と同人誌「夕べには骸に」について語り合っている。河内先輩としては、天才的な初心者が書いた同人誌を認めたくなかったらしい。まぁ、わからんではない。しかし、摩耶花ちゃんが二番目に選んできた同人誌の作者が河内先輩といのも、何となく酷なお話。 　古典部部室では、残り４部となった文集を部員たちで買い上げ、完売となった。完売を祝して、えるちゃんの家で打ち上げが行われることになった。つづく。 　今回のお話は、天才と凡才の間にある何かを描くようなお話でしたね。まぁ、天才にとっては、作品は普通に呼吸して吐いた息のようなものなのですよね。天才とは、恐ろしいものなんです。 　それにしても、入須先輩とえるちゃんって、意外に、いいコンビだなぁw。 　文化祭の閉会式で、田名辺先輩たちの思いは陸山生徒会長に通じたようにも見えましたが、どうなんでしょうね？
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