超訳百人一首 うた恋い。 第１０話 ９／４ あらすじと感想 #utakoi

交わった後、其々の行く道。いい話だったし、いい演技だったーー。 　冒頭は、少納言さんの元彼、実方さんと友人の公任さんのエピソード。実方さんは、仕事で遠方へ赴任することになり、公任さんに少納言さん宛てに文でも送ってくれと話す。残念ながら、実方さんは赴任先で亡くなったらしい。 　雪が降る寒い日に、公任さんは実方さんのことを思いだし、少納言さんに下の句を送る。返信に困りつつも、降る雪でひらめいた少納言さんは見事な上の句を返す。公任さんは、少納言さんに直接会い、今は亡き友のことを思い出していた。 　宮中では、異変が起こりつつあったようだ。呼び出された公任さんは、枯れた滝を題材に歌を詠むが、このときの書記であった行成さんに、さりげなく、忠告している。行成さんが、少納言さんが仕える定子さんの立場を変える側の人間であることを自覚させた。 　後に、定子さんは立場を失っていく、その最中、出産後まもなく亡くなってしまう。当然、少納言さんも、宮中を出てしまう。落ち込む行成さんに、公任さんは、少納言さんが京を出ていくことを告げる。 　物音に気づいて簾を上げた少納言さんは、傍に行成さんが来ていたことに気づく。行成さんは、少納言さんが京を出ると知って、寂しくなったのだろう。行成さんは、自らの行い（結果的に定子さんを追い詰めることになった）について、少納言さんに問う。 　少納言さんは、行成さんの立場を理解していたようだ。少納言さんが京を出ていく理由は、彼女が残す「枕草子」に描かれた定子さんを穢さないためらしい。少納言さんは、行成さんに定子さんの子供のことを託している。 　立場は違えど、惹かれあう二人。遂に、少納言さんが扉を開け、行成さんの傍に寄り添ってきた。二人の唇は触れ合うのであった。		超訳百人一首　うた恋い。
場面変わって、定家さんが、定子さんの歌を「百人一首」から外した理由が、「枕草子」を残した少納言さんの思いを受けたものという解釈のシーンが流れる。つづく。 　少納言さん、実方さん、公任さんは、小町さん、業平さん、康秀さんと対照的な組み合わせですね。公任さんの寂しげな台詞が、凄く染みてきましたね。 　行成さんの「疲れた」という台詞は、妙に実感がこもってたなぁw。 　小町さん＝男前のいい女、少納言さん＝仕事一筋のいい女、という感じでしょうか。どちらも、恋には向いてるかもだが、家庭には向かないタイプかもなぁw。でも、いい女には変わりないけどw
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